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[あ]から[ん]の50音順で気になる事を書こう!と言うコラム。anoaが選ぶ言葉は何でしょう?

 す:「スキー」
生まれてから一度しかした事がない。

雪は好きだけど、坂道を板で滑る事には興味がなかった。
叔母がスキーで足を根元から骨折したのもあって、恐いイメージしかなく、高校の修学旅行がスキーと知った時は、楽しみではなかった。
でもまあ、雪山に行くのも初めてだし、この機会がないと滑ることもないだろうと前向きに考えた。

初めての人も多いからと言う事で、体育の時間に、スキー板を履き、方向転換の練習。
板の長さと同じくらい斜面での滑る練習。そんな意味ないような練習をし、本番をむかえた訳だが。。。

あ〜とんでもない。ヒドイ思い出になったもんだ。

当日の朝、これから雪山に行くと言うのに、めずらしく大雪。うちの前は坂道だったので、ちょっとしたゲレンデになっていた。足元の悪い中、重い荷物を持ってヒーヒー言いながら集合場所へ行った。
バスにゆられ、現地に到着。。朝と同じ景色で感動なし。

次の日は初ゲレンデへ。見事な快晴!

5人くらいのグループに一人のインストラクターが付いた。インストラクターとの出会いも良い思い出の一つになるはず。
大学生くらいの人が多いから、女子高生からすれば少しお兄さんと接する事は、いろんな意味でドキドキする。

『こわくないよ〜。おいで〜』「キャ〜っ」

黄色い声が、あちこちから聞こえる。
そう、とにかく回りは他の学校も含め、高校生とインストラクターだらけ。

そんな楽し気な雰囲気を期待していたが、私たちのインストラクターは、愛想のない(今から思えばシャイだったかもしれないけど)しかもスパルタな人。
あまりに恐くて、黄色い声どころか声も出ない。

午前中に、下で雪に慣れるくらいに滑ったかと思うと、午後はリフトで上に連れていかれる。
初めてだからリフトを降りるのも大変。でもそこでモタモタしてると危ないから、転がってでも脇にそれる。とりあえず無事降りた。
でも降りたらどうなるか?滑るしかない。
あんまり外側は崖で危ないから、内側を極端な内股で止まりそうなスピードで滑る。
あまり内側を行くもんだから、気付いたら新雪に乗り上げていて人より高い位置で滑ってたり。。転ばないか、板がはずれないか、ぶつからないか、必死で滑る。
でもちょっと慣れてくると楽しかった。
頂上から見る景色は、家の辺りの雪景色とはやっぱり違ったし、感動した。

楽しい修学旅行になりそう。。でも、そんな期待は見事に裏切られた。

皮膚が弱い私は、ゲレンデでの強い日射しに負けたのだ。
夜、お風呂から上がると顔が痒い。そして腫れてきた。人の目が気になる思春期に、顔が腫れるのはショックだ。
皆は「そんな腫れてへんで〜」と言うものの気になってしょうがない。と言うよりも痒くてしょうがない。皆が楽しく戯れる中、一人部屋で顔を冷やす。

次の日は、吹雪。
顔に刺激になるからと、先生から借りたマスクをつける。
蛍光の黄色のそれは鼻まですっぽり覆うもの。それにゴーグルつける。
別に誰も見てないし、と言うか、誰だかわからないけど、嫌だったな。。

でも肌にとっては、ホテルの中の乾燥した暖かさよりも、外が丁度良かった。

インストラクターは相変わらずクール。

その日の夜、皆と多少戯れつつも心から楽しめず、早く明日になってゲレンデに行きたいと思った。それはスキーをしたいのではなく痒みからの解放を望んでだ。

次の日もスキー。雪の中に顔をつっこむと気持ち良い。。それ以上は覚えていない。

散々なスキー初体験だった。
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